大谷“因縁の地”でピリピリモード

2019年08月21日 11時30分

グローブライフ・パーク(ロイター=USA TODAY Sports)

 エンゼルスは20日(日本時間21日)、因縁のテキサス州アーリントンでのレンジャーズとのダブルヘッダー第1試合に5―1で勝った。大谷翔平投手(25)は主砲アップトンをDHで起用したため、欠場した。エンゼルスナインは複雑な思いで、およそ7週間ぶりの敵地レンジャーズ4連戦に臨んでいる。7月1日(同2日)に宿泊していたホテルでチームの勝ち頭だったタイラー・スカッグス投手が27歳の若さで亡くなったのだ。地元警察は捜査を続けているが、結論は出てない。チームは別のホテルに宿泊している。

 エンゼルスの地元紙オレンジ・カウンティー・レジスターは「ゆっくりと癒えてきていたエンゼルスナインの感情の傷は、アーリントンに戻ってきたことで自然とよみがえってしまった」と、エンゼルスナインの思いを報じた。

 スカッグス氏と同じ2009年のドラフトで入団し、マイナー時代にルームメートだったチームの顔のトラウトは「ここに戻ってきたら、彼のことを思い出すことは分かっていた。この4試合はきついだろうけど、ここに戻ってくるのはこれが最後。これを乗り越えてどうなるかだと思う」と気持ちの整理はついていないという。

 同じ左腕で親友のヒーニーも乗り越えるのに時間がかかっているという。「これまでと違う日々。もう同じではない。うまく言えない。自分の気持ちや感情を理解するのに苦労している」。実は初めてメジャーの試合を見たのがこの球場で、一番好きなチームだったが「この場所が大嫌いだ。あのことが起こってから、全ての良い思い出が完全に消されてしまった」。

 外野手のカルフーンは「様々な思い出がよみがえるよ。間違いなく、スカッグスと、彼の家族、デビー(母)やカーリー(妻)のことを考えさせられる。このつらい時間をなんとか過ごしてほしいと願うばかり」とやるせない思いを告白している。

 グローブライフ・パークでのレンジャーズ戦は今回の4連戦が最後。来年から新球場のグローブライフ・フィールドに移転する。エンゼルスナインもホッとしただろうが、よりによって3月31日(同4月1日)のこけら落としで戦う。どんな心境で臨むのか。