【アナハイム発】メジャーは31日米東部時間午後4時(日本時間1日午前5時)のトレード期限ギリギリで、アスレチックスがレッズからロアーク投手を、ナショナルズがブルージェイズからハドソン投手を獲得するなど、駆け込み商談が多数成立した。しかし、本拠地タイガース戦前のエンゼルスは静かなものだった。ワイルドカード圏内のエンゼルスは米メディアが指摘した先発投手を獲得することもなく、5回表のタイガースの攻撃中にアストロズから控え捕手のスタッシを獲得したことがアナウンスされたのみだった。

 試合中に会見したエプラーGMは、投手陣の補強を行わなかったことについて「我々はものすごくアグレッシブに動いていたが、何も起こらなかった」と説明。「私は2020年の先発陣をどう充実させるかを見ている。大谷、ヒーニー、キャニング、スアレス、バリアがいて、(3Aには)サンドバルもいる」と話したが、番記者らの質問に対し、歯切れは良くなかった。

 前夜のタイガース戦で4打数3安打1打点と復調の兆しを見せた大谷翔平投手(25)は欠場した。相手先発が左腕ノリスのため、ベンチスタート。1―9と大差がつく展開に代打での出番もなかった。