田中登板の試合中に! 相手先発が電撃トレード

2019年08月01日 11時30分

ヤンキース戦に先発したグリンキー(ロイター=USA TODAY Sports)

【ニューヨーク発】メジャーのトレード期限だった31日(日本時間1日)、最後の最後で大物の駆け込みトレードが決まった。ヤンキース戦に先発し、田中将大投手(30)と投げ合ったダイヤモンドバックスのザック・グリンキー投手(35)が東部時間午後4時(同午前5時)の締め切り直前にアストロズに電撃トレードされた。米大リーグ(MLB)公式サイトが伝えた。

 ダイヤモンドバックスが3―2と逆転した5回、雨が降りしきる中、グリンキーはマウンドへ。先頭ロマインを初球で遊飛に打ち取り、ヒックス、ジャッジを連続空振り三振に仕留め、5回2安打2失点の好投で勝利投手の権利を手にした。結果的にこれがダイヤモンドバックスで最後のマウンドとなった。6回のヤンキースの攻撃前に雨が強まったため、同午前3時20分すぎに中断。すると衝撃的なニュースが流れ、ネット裏が騒然となった。かねて移籍が噂されていたグリンキーのアストロズへのトレードが決まったのだ。

 MLB公式サイトによるとアストロズは若手有望株4人を放出、さらに2400万ドル(約26億1000万円)を払う。中継したテレビ局はダイヤモンドバックスのジャージー姿でヤンキー・スタジアムの通路を歩く、グリンキーを捉えた。

 期限直前のトレードは珍しいことではない。28日(同29日)のブルージェイズ―レイズ戦の試合中にレイズはブルージェイズのエリク・ソガード内野手(33)の獲得を発表した。この日、投げ合った田中、チームメートで4番手で登板して5敗目を喫した平野佳寿投手(35)も驚きだろう。

 グリンキーは通算197勝。今季は試合前の時点で22試合に登板して10勝4敗、防御率2・87、141イニングで18四球と安定感抜群だ。ロイヤルズ時代の2009年にア・リーグのサイ・ヤング賞に輝き、14年から5年連続でゴールドグラブ賞獲得。15年オフに総額2億650万ドル(約224億6000万円)の6年契約を結んでいる。

 ア・リーグ西地区を独走するアストロズはメジャー最強右腕のジャスティン・バーランダー(36)、奪三振王の右腕ゲリット・コール(28)に加えて、グリンキー獲得でメジャー屈指の先発陣を結成。2年ぶり2度目のワールドシリーズ制覇へ手を緩めない。