ダルビッシュ遠い3勝目 13戦連続勝ち星つかず

2019年07月13日 12時00分

6回無失点と好投のダルビッシュ(ロイター=USA Today Sports)

【イリノイ州シカゴ発】カブスのダルビッシュ有投手(32)は12日(日本時間13日)、後半戦初戦の本拠地でのパイレーツ戦に先発し、6回を2安打無失点と好投したが、0―0の6回に代打を送られ、勝敗は付かず。4月27日(同28日)のダイヤモンドバックス戦以来、13試合ぶりの3勝目はならなかった。

 0―0の6回二死一、二塁で打席には3番マルテ。リグリー・フィルードは“ユーコール”に包まれた。1ボールからの2球目、95マイル(約153キロ)の内角のツーシームで力勝負。遊飛に打ち取り、得点は許さなかった。スタンドからは大歓声が上がった。その裏、先頭で回ってきた打席で代打を送られ、降板となった。リグリー・フィールドでのレギュラーシーズンの先発はこの日が14度目だが、またしても初勝利とはいかなかった。

 今季、最高の内容だった。MAX97マイル(156キロ)の真っすぐは伸び、スライダー、カットボール、カーブはキレキレだった。捕手カラティニのミットへテンポ良く投げ込んだ。

 初回、先頭フレージャーを2球目で一ゴロに打ち取ると連続三振を奪い波に乗った。2、4回に2三振ずつ奪った。高めに抜けたり、変化球を叩きつける“悪い癖”も出ることはなく、5回一死までパーフェクト投球。5番カブレラに初安打を中前に運ばれたが、続くモランをカットボールで左飛、ニューマンもカーブで左飛に打ち取り、事なきを得た。

 この日のカブス打線はダルビッシュがマウンドにいる間は相手先発のアーチャーの前に6回まで1安打と沈黙。7回にブライアントの先制の18号ソロなどで3点を挙げたが遅かった。その後、同点とされるも8回にヘイワードの適時打で勝ち越し、接戦を制した。

 ダルビッシュは「今の僕と同じぐらいの防御率で10勝ぐらいすることもあるわけだし、それは野球の難しさ、勝つことの難しさだと思う。今は投球フォームのこととか考えず、自分のやりたいことができている状態なので、これからが楽しみ」と前を向いた。

 後半戦の開幕初戦を白星で飾ることはできなかったが内容は文句なし。ダルビッシュを信じてきたマドン監督も一安心だ。