ヤンキースの地元メディア、ニューヨーク・ポスト紙(電子版)は10日(日本時間11日)、選手と首脳陣の前半戦パフォーマンスをA~Fの5段階で採点した。9日(同10日)のオールスター戦で日本人投手初の勝利投手となった田中将大投手(30)を「B」と評価した。

 右腕について同紙の寸評はこうだ。「理由はともかく、専売特許のスプリットが昨季に比べて鋭くも効果的でもなかったが、彼はいい投球をできた。オールスター戦に代替選手として選出された右腕はチーム最多の18先発して5勝5敗、防御率3・86だった」

 勝ち星には恵まれなかったものの、開幕から先発ローテーションを守り、13試合で6イニング以上投げるなど役割は果たしているということだろう。やや甘めだ。

 A判定は打率3割3分6厘でリーグ首位打者の内野手のラメーヒュー、24セーブの守護神チャプマン、22歳でオールスター戦2度出場の内野手のトーレス、チームトップの10勝を挙げた右腕ヘルマン、被打率1割8分6厘の救援右腕ケンリー、離脱した主力の穴を埋めた捕手のロマインと外野手のメイビン。ブーン監督とキャッシュマンGMもAだ。ちなみに2度の負傷者リスト入りし、9試合出場にとどまった主砲スタントンは「採点不可」とした。