まるで右打者!大谷の左中間看板直撃14号に敵地ファンどよめく

2019年07月08日 11時40分

3回、左中間に14号2ランを放つ大谷(ロイター=USA TODAY Sports)

【テキサス州ヒューストン7日(日本時間8日)発】本塁打締めも――。エンゼルスの大谷翔平投手(25)は前半戦最後の試合となるアストロズ戦に「3番・DH」で先発出場し、3回に勝ち越しの14号2ラン本塁打を放つなど6打数1安打2打点だった。今季最長の7試合連続安打とするも、試合後は体調不良を訴え取材対応しなかった。チームは延長10回10―11でサヨナラ負け。45勝46敗で借金1ターンとなった。大谷もチームも後半戦に巻き返す。

 敵地ミニッツメイド・パークがどよめいたのは3回だ。2―2の3回一死三塁。アストロズの先発は2日(同3日)にメジャーデビューを果たし、これが2度目の先発のメキシコ出身のウルキーディだ。

 初球、ほぼ真ん中に入ってきた91マイル(約146キロ)のフォーシームを、逆らわずに打ち返した。34度の角度で高々と上がった打球は左中間スタンド上部にある地元電力会社の看板を直撃。一時勝ち越しの2ランは今季自己最長の7試合連続安打とした。右打者が放ったような弾道に敵地のファンのどよめきはなかなか静まらなかった。大谷は悠々とダイヤモンドを一周し、ダッグアウトに戻ると笑顔でナインとハイファイブを行った。

 初回一死二塁はフルカウントからの7球目、外角低めのコースいっぱいに逃げていく84マイル(約135キロ)のチェンジアップを打たされ、一ゴロに倒れた。

 4回一死三塁は2番手の右腕デベンスキーと対戦。相手内野陣はかなりの前進守備を敷く中、カウント1―2からの4球目、外角低めのチェンジアップを引っ掛けて二ゴロ。

 トラウトの27号ソロで8―4とリードを広げた6回無死走者なしは4番手の右腕マキュー。カウント1―2からスライダーをライナーで中堅にはじき返したが、中堅手に捕球された。楽勝かと思われたが、直後にグリエルが14号満塁弾を放ち、同点に追い付かれた。

 流れを引き戻したのはトラウト。8回無死一塁で5番手の右腕ハリスのカットボールをとらえ、中堅席へ。2打席連発の28号2ランだ。直後に5度目の打席に入った大谷は1ストライクから2球目のカーブを強振。勢いのないゴロは遊撃手の前へ。大谷は快足を飛ばして一塁を駆け抜けたが判定は「アウト」。ビデオ判定でも覆らなかった。

 前半戦最後の打席となった延長10回は7番手の右腕プレスリーは真っすぐを投げずに変化球勝負。カウント1―2からの5球目、内角低めのカーブにバットは空を切った。

 体調が心配されるが、4日間のオールスター休みで整えるだろう。12日(同13日)の本拠地でのマリナーズ戦で始まる後半戦は規定打席到達、ヤンキースの松井秀喜が2004年にマークした日本人選手最多の31本塁打超えが期待される。楽しみだ。