カブスのダルビッシュ有投手(32)の珍記録がストップした。26日(日本時間27日)の本拠地ブレーブス戦に先発し、5回を投げて2被弾を含む5安打5失点で今季4敗目(2勝)を喫した。4月27日(同28日)のダイヤモンドバックス戦で2勝目を挙げて以降、先発投手として10試合勝敗つかずはメジャータイだった。新記録は免れたが、黒星では喜べない。一夜明けた27日(同28日)、地元シカゴメディアは4回以降の立ち直った姿に次回の白星を期待した。シカゴ・サンタイムズ紙(電子版)は「ダルビッシュは“L(負け)”をつかんで連続勝敗なしのチーム記録を終了」と見出しに皮肉を込めた。その上で「対戦した最後の8人を退けた。彼は次の登板が良くなるカギを見つけたと信じている」と伝えた。

 シカゴ・トリビューン紙(電子版)は「(3回の)マーケーキスの3点弾は最大のミスだった」と指摘。ただ、悪天候による48分間の中断を挟んでの8連続アウトと、8三振を光明とした。また、デーリー・ヘラルド紙(電子版)は「ダルビッシュはまたも荒れ模様だった」と嘆いたものの、「カブスは地区優勝へダルビッシュを必要としている」と期待を寄せた。次こそ白星を挙げる。