【ロサンゼルス発】ドジャースの前田健太投手(31)は23日(日本時間24日)に本拠地のロッキーズ戦に先発し、7回を7安打2失点で勝利投手の権利を持って降板したが、救援投手が打たれ、8勝目はならなかった。チームは3―3の9回に新人のスミスが代打サヨナラ3ランを放ち、6連勝を飾った。21日(同22日)のビーティ、22日(同23日)のバードゥーゴに続き、新人王資格を持つ3選手による3試合連続サヨナラ本塁打というメジャー史上初の快挙だ。

 一夜明けた24日(同25日)、ロサンゼルス・タイムズ紙(電子版)は「週末まで、新人によるサヨナラ本塁打を連続で行ったチームは大リーグ史上にいなかった」と絶賛。内野手・テーラーの「すごすぎるよね。3日連続、しかも3人のルーキーによるサヨナラ本塁打。スペシャルでなければ成し遂げられないよね」とのコメントを紹介。前田については「勝ち星がつくはずだったが、バエスが打たれたことで逆にスミスの舞台ができた」と伝えた。

 オレンジカウンティー・レジスター紙(電子版)は午前6時の飛行機で移動したスミスが試合前に昼寝していたとし、「6回までに3安打しかできなかったドジャースが危うく右腕、前田健太による手堅い先発登板を無駄にしそうになっていた前半戦、スミスは寝落ちを防ぐのに必死だっただろう」と報じた。