牧田パドレスを事実上の戦力外…国内復帰なら西武VS楽天の争奪バトル再び!?

2019年06月20日 11時30分

パドレスを戦力外となった牧田(ロイター=USA TODAY Sports)

 さあ、どうなる――。パドレスは18日(日本時間19日)、牧田和久投手(34)をメジャー出場の前提となる40人枠から外し、戦力外にしたと発表した。17日(同18日)に傘下のマイナー2Aアマリロから昇格し「自分の持ち味を出せれば」と意気込んだが、今季メジャー初登板はならず事実上の戦力外に。今後はウエーバーにかけられ、獲得を希望する球団がなければマイナー行きや自由契約などの可能性があり、10日間以内に対応が決まる。

 パドレスにしてみれば今後、牧田がマイナー残留を選択しても本人に支払う今季年俸190万ドル(約2億520万円)は変わらない。残りの年俸を引き受けて獲得に乗り出すメジャー球団があるとは考えづらく、昨年と同様にマイナー降格を受け入れた上でのチーム残留が現実的な選択肢となってくる。

 しかし、牧田が自ら自由契約となって日本球界への復帰を望んだら話は別だ。獲得を希望するNPB球団が牧田の「残りの年俸」を肩代わりするとなればパドレスも牧田も「ウィンウィン」となる可能性が浮上してくる。

 実際、今春キャンプ前後には、牧田と同じマネジメント事務所に所属する楽天・石井一久GMが水面下で猛チャージをかけ、トレードマネー+残り契約全額保証の大盤振る舞いで「楽天入りが9割方決まりかけていた」(メジャー関係者)との情報があった。

 最終的に「2年契約を全うしたい」という牧田の心変わりで破談となったようだが、楽天の本気度はここ2年間、牧田が渡米するたびに「いつでも受け皿は空けておく」(渡辺GM)と直接メッセージを伝えている古巣・西武にとっては厄介なもの。昨オフのFA戦線で同じ石井人脈に完敗した“浅村の二の舞い”だけは防ぎたいところだ。

 この両者の争いに牧田のポスティング移籍時に水面下で獲得を打診していた巨人が再び加わるのか…。牧田が国内復帰する場合、浅村の移籍ですっかり「因縁の関係」となった楽天VS西武の一騎打ちという構図を中心に争奪戦が再燃することになる。