【ロサンゼルス発】カブスのダルビッシュ有投手(32)は15日(日本時間16日)、敵地での古巣ドジャース戦に先発し、7回を投げ、本塁打を含む2安打1失点、10三振1四球で勝敗が付かなかった。ドジャー・スタジアムのマウンドに上がるのは2017年のワールドシリーズ第7戦で2回途中KOされて以来とあって激しいブーイングを浴びた。

 一夜明けた16日(同17日)、メディアはダルビッシュの快投をたたえた。ロサンゼルス・タイムズ紙は「選手紹介で、彼は素晴らしいブーイングで歓迎された。彼の3回の打席まで続いたが、6回の第2打席までには消し去られていた」と伝えた。NBCスポーツ(電子版)は「ダルビッシュ有とカブスはドジャースに対してドラマチックなカムバックを見せた」と脱帽。シカゴ・サン・タイムズ紙(電子版)は「カブスのダルビッシュ有はこれで前に進める」と歓迎した。9戦連続勝敗なしの球団記録を更新したダルビッシュだが、ブーイングをはねのけた好投は今後の自信になるだろう。