菊池雄星「5回持ってほっとしました」 勝敗つかず

2019年06月14日 12時00分

菊池は4試合ぶりに5回を投げ切った(ロイター=USA TODAY Sports)

【ミネソタ州ミネアポリス発】マリナーズの菊池雄星投手(27)は13日(日本時間14日)、敵地でのツインズ戦に先発し、5回を1本塁打を含む6安打1失点で勝敗はつかなかった。前回登板のエンゼルス戦では4回にラステラ、トラウト、花巻東の後輩、大谷翔平投手(24)に4球で3者連続本塁打を浴びて、3試合連続の3回1/3で降板した嫌なイメージは払拭したようだ。

 苦しいマウンドだった。失点は3回のクルーズの一発による1点だけだが、4回を除き、初回一死一、二塁、2回無死満塁、3回二死二塁、5回二死二、三塁と得点圏に走者を背負った。絶体絶命の2回は8番・カストロ、9番・バクストンを連続空振り三振、1番・ポランコの遊ゴロで切り抜けた。

 フォーシームのMAXは96マイル(約154キロ)で、93~94マイル(約150~151キロ)を連発。「自分のボールがやっと戻ってきたというのが一番」とほっとした表情を見せたが、変化球の制球はまだまだ。カーブは簡単に見逃され、チェンジアップは1球だけ。スライダーは手元で鋭く曲がったかと思えば、少し横に滑る打ちごろのボールもあった。クルーズの先制弾もカウント1―2と追い込んだところで内角に甘く入ったスライダーだった。それでも適時打を許さず、粘れたことは収穫だ。6回、ボーゲルバックの右前適時打で同点となり、黒星は消えた。

 菊池は「(前回登板まで)3試合続けて5回を持たないというのは経験がなかったので、ここ2、3週間はしんどかった。ほっとしました」と振り返った。復活の気配を感じさせた左腕。次こそ白星をつかむ。