【オハイオ州クリーブランド発】ヤンキースは9日(日本時間10日)、チーム勝ち頭の9勝を挙げているドミンゴ・ヘルマン投手(26)が左股関節の張りで負傷者リスト(IL)入りしたと発表した。数試合前から違和感があったという。

 ヘルマンは10日(同11日)に精密検査を受ける予定。その結果により「先発投手をマイナーから昇格させるか、今後もブルペンデーで対応するか選択する」とブーン監督。開幕からILに入ったままのエースのセベリーノの復帰はオールスター戦明けと見られており、先発ローテーションは再び苦しくなりそうだ。

 この日は田中将大投手(30)が先発予定だったが、まい夫人の出産で産休制度の「父親リスト」入りしているため、救援陣のリレーによるブルペンデーで対応。延長10回7―6で熱戦を制した。田中は10日(同11日)のメッツとの交流戦、サブウエー・シリーズに先発する。メッツとの交流戦は通算4度先発して1勝2敗、防御率3・08。初登板の2014年5月14日にメジャー初完投初完封勝利を飾ったが、それ以降は勝ち星がない。5度目にして初めてのヤンキー・スタジアムで先発。昨年6月は本塁に生還した際に両太もも裏に張りを感じ、1か月離脱したが今回は打席に立つ必要はない。投球に集中し、5月12日(同13日)以来の白星を挙げる。