大谷が8回に技アリ一打 2打席目には打球超速108マイル強烈ゴロも

2019年05月30日 11時30分

3回に弾丸ゴロを放った大谷(ロイター=USA TODAY Sports)

【カリフォルニア州オークランド29日(日本時間30日)発】柔と剛の“二刀流”だ。エンゼルスの大谷翔平投手(24)は敵地でのアスレチックス戦に「3番・DH」で先発出場し、5打数1安打3三振2四球だった。チームは延長11回、12―7で勝った。

 技ありの一打を放ったのは5―3の8回二死無走者の第5打席だった。マウンドは5番手の台湾出身の左腕・王維中。初対戦だ。外角スライダー、外角フォーシームを見逃し、2球で追い込まれるも、ファウル、ボール、ボールと粘った6球目。外角低めいっぱいのスライダーを伸ばした右手一本で捉えると、狭い一、二塁間を破る右前打となった。外へ逃げていく低めのスライダーにバットを当てるだけでも至難の業だが、そこから引っ張り、その上、安打にするのだから大したものだ。

 前夜の同カードでは4―4の9回二死二、三塁でソリアーと対戦。カウント1―2からの際どい外角カーブをボールと判定される幸運もあり、6球目を右前へ勝ち越し2点適時打を放った。11試合ぶりのマルチ安打を記録。調子は上がっている。

 連夜の勝ち越し打が期待された延長10回一死無走者では7番手の右腕トリビノの前にフルカウントからの6球目、内角高めのフォーシームに空振り三振だった。延長11回無死満塁は空振り三振だった。

 安打にはならなかったが弾丸ゴロで敵地オークランド・コロシアムの観客を驚かせた。3回一死無走者の2打席目だ。2番手の右腕メングデンのカウント2―1からの4球目、93マイル(約150キロ)の内角高めのフォーシームを逆方向に。108マイル(約173・8キロ)の強烈なゴロは定位置で守っていた三塁手のグラブをはじいた。記録は三失だった。ちなみに両軍がこの日、放った打球で最速だった。

 アスレチックスはこのカード、同じ左打者のカルフーンに対しては右にシフトしていたが、大谷は通常の守備位置。“大谷シフト”を取っていれば、間違いなく安打だっただろう。

 翌30日(同31日)の敵地マリナーズ戦では母校・花巻東の先輩、菊池雄星投手(27)が先発の予定。現時点で大谷の出場は未定だが、メジャー初対決は全米でも注目されている。