大谷 連日の“技あり打”右手一本でセンター前へ

2019年05月28日 11時30分

二盗に失敗した大谷(ロイター=USA TODAY Sports)

【カリフォルニア州オークランド27日(日本時間28日)発】エンゼルスの大谷翔平投手(24)は敵地でのアスレチックス戦に「3番・DH」で先発出場し、4打数1安打だった。チームは5―8で逆転負けした。

 連日の“技あり”打を披露したのは5―6の7回一死無走者で迎えた第4打席だった。マウンドは4番手の右腕トリビノ。カウント1―2からの4球目、外角低めのチェンジアップを右手一本で拾い、中前にライナーで運んだ。

 前日のレンジャーズ戦では1点を追う7回一死二、三塁で右腕ダウディーの外角低めのカーブを右手一本で拾って中堅へ同点犠飛を放っている。打球の軌道は異なるがVTRのようだった。

 その大谷は4番・プホルスが倒れた二死後、5番・カルフーンの3球目、今季初盗塁を狙って二塁へスタートを切ったが間一髪で刺された。今季初の盗塁死だ。両手を広げてセーフをアピールすると二塁ベース付近を離れず、ビデオ判定を期待。しかし、ベンチはリクエストせず、残念そうな表情でベンチに戻った。

 3打席目までは相手先発の右腕バジットにうまく攻められた。1回二死無走者の第1打席は内角のフォーシームを意識させられ、最後はカウント2―2からの8球目、69・3マイル(約111・5キロ)の外角のカーブを打たされ、二ゴロに倒れた。

 1―0の3回二死無走者はカットボール、カーブ、真っすぐでカウント2―1の4球目、86・1マイル(約138・5キロ)の真ん中のチェンジアップを打ち損じて投ゴロ。3―3の5回無死一塁は初球外角へのツーシーム、内角低めのカットボールと2球で追い込まれると3球目の外角の94・8マイル(約152・6キロ)の真っすぐにバットは空を切った。データ分析に定評のあるアスレチックスはかなり大谷を研究したのだろう。内外、緩急、球種で揺さぶり、単打ならOKという厳しい攻めだった。

 この日も含め、直近5試合で18打数3安打、打率1割6分7厘と苦しんでいる大谷に発奮材料が。30日(同31日)の敵地マリナーズ戦で母校・花巻東の先輩・菊池雄星投手(27)の先発が決まったのだ。日本では2度対戦し、5打数2安打。メジャーでの初対決が楽しみだ。