大谷 驚異の回復力「3番・DH」で先発出場

2019年05月22日 11時30分

20日のツインズ戦の8回、投球を右手薬指に当てた大谷(ロイター=USA TODAY Sports)

【アナハイム21日(日本時間22日)発】驚異の回復力――。エンゼルスの大谷翔平投手(24)が本拠地のツインズ戦の先発メンバーに「3番・DH」で名を連ねた。前日、死球を受けた右手薬指の状態が心配されていたが、練習前、球団はエプラーGMの「前日よりも良くなっている。今夜の試合には出場できる」との声明を発表。“大丈夫”としていた。

 エンゼル・スタジアムが騒然としたのは前日のツインズ戦の8回だった。先頭で打席に入った大谷は左腕ロジャーズと対戦。カウント0―2と追い込まれた4球目、内角に食い込む94マイル(約150キロ)のツーシームが右手薬指を直撃したのだ。苦悶の表情を浮かべてうずくまると、駆けつけたトレーナーらに付き添われてベンチに下がった。打ちに行ってボールが当たった後に、バットを一塁ベンチ側に放り出した動作をスイングと取られ、空振り三振と判定された。

 試合後、オースマス監督は「エックス線検査を受けたが、骨折などはなく、異常がなかった。明日の状態を確認してからになるが、それほど時間はかからないだろう」とコメント。21日にチームドクターの診察を受けてから、出場の可否を判断するとしていた。

 ただ、打者として試合に出場するとしても、右手に死球を受けたことで投手のリハビリへの影響が心配される。現在は投球練習を週4回のペースで行い、前日も最長120フィート(約37メートル)で80球投げた。来季の投手復帰を前提に球団は今秋、打者相手に投げさせる青写真を描いている。

 一方、厳しいニュースも。同じく前日の試合の8回に一ゴロで一塁に駆け込んだ際に左足首を大きくひねった遊撃手・シモンズについてエプラーGMは声明で「磁気共鳴画像装置(MRI)検査の結果、左足首はグレード3の捻挫と判明。10日間の負傷者リストに入る」とした。守備の要で今季は4番に座ってチームをけん引してきたシモンズの長期離脱は避けられそうもなく、大谷の比重は増えそうだ。

 21日現在、借金3のエンゼルス。勝率5割復帰へ大谷のバットがカギを握っている。