田中将大 サイ・ヤング賞左腕・スネルと激突へ“配球の妙”作戦

2019年05月11日 12時00分

ダッグアウトで笑顔を見せる田中(ロイター=USA Today Sports)

【フロリダ州セントピーターズバーグ10日(日本時間11日)発】ヤンキース・田中将大投手(30)は12日(同13日)のレイズ戦に備えてブルペン投球を行い、20球を投げた。今回は同リーグ同地区首位のライバルとの対決で、昨季21勝(5敗)のサイ・ヤング賞左腕スネルとのマッチアップになる。

 前回登板のマリナーズ戦は7回途中2失点。スプリットに本来のキレはなかったが、スライダーと回を追うごとに良化した直球系を駆使して切り抜けた。ここまで2勝3敗と黒星が先行しているが、調子が上がらないからと手をこまねいているわけにもいかない。田中には「(スライダーが)良かったからこそ、もう少し隠して違うボールで追い込んで投げたりとかもしていた」と話したように“配球の妙”でゲームメークする術もある。

 ただ、やはり課題は宝刀スプリットの復調だ。ロスチャイルド投手コーチも「最終的にはスプリットを何とか戻さないといけない」と指摘し、田中とのコミュニケーションを重ねながら、投球の感覚がピタリとはまるポイントを見つけ出す作業を続けている。

 田中は自身のSNSで「いろいろと修正、微調整をしていますが現状、なかなか成果は得られていません」と胸の内をつづっているが、完全復調は“生みの苦しみ”の先にある。