【アリゾナ州フェニックス発】カブスのターメル・スレッジ打撃コーチ補佐は(42)は28日(日本時間29日)、ダルビッシュ有投手(32)について「当時、彼は21歳くらいで、私は32歳かな。今、まさに彼の年齢だった。時の流れは早いものだね」と感慨深げに振り返った。

 スレッジ・コーチ補佐は2004年、エクスポズでメジャーデビューを果たし、その後はナショナルズ、パドレスでプレー。08年に日本ハムに移籍し、09年までの2年間同僚だった。当時と比べ、ダルビッシュはどう変わったか。

「あのころから、明らかに彼はメジャーリーグレベルの投手だったし、そのポテンシャルを十分に示していた。当時はスキニー(細身)だったし、少年っぽさがあった」。そしてこう続けた。「今は体が大きくなり、強くなり、ヒゲをたくわえている。決して驚きはしないけど、(日本では)マイケル・ジャクソンみたいな存在になっているでしょ」

 15年、カブス傘下マイナー1Aでコーチとしての第一歩を踏み出したスレッジ・コーチ補佐。今季は背番号「1」をつけ、野手の打撃練習などをサポートしている。