田中将大エンゼルス戦で突然変調5回に2被弾を自己分析

2019年04月27日 12時00分

エンゼルス戦の5回、カルフーンに同点2ランを浴びた田中(ロイター=USA Today Sports)

【アナハイム発】ヤンキースの田中将大投手(30)は25日(日本時間26日)、敵地エンゼルス戦に先発し、5回2/3を2本塁打を含む6安打6失点で今季2敗目(2勝)を喫した。エンゼルス戦初黒星だ。4点リードの5回に2ラン2本を食らい同点に追いつかれると、6回にはまさかの2四球で降板。試合も5―11で敗れ、チームの連勝も6でストップした。4回まで無失点だった右腕の突然の乱調。原因は――。

 悔しさを押し殺した。「序盤はいい感じで抑えられていたとは思いますけど、4点差に開いた直後のイニングで同点にまで追いつかれてしまうという形になってしまった。失投を逃さず打たれた感じでした。チームの勢いを本当にそいでしまうような投球になってしまった。それがあの後のゲームの展開にもつながっていったと僕は思っている。そういう部分ですごく悔しい登板になりましたね」

 初回、強打者のトラウトに四球こそ出したものの安定感は抜群だった。ところが無失点で迎えた4回から雲行きが怪しくなった。特に宝刀スプリットに関しては「全体的な感触としては前回に比べると良かった」と語るが、空振りは一度も取れず、甘く入ったボールを捉えられた。4点リードの5回、無死一塁で浴びたラステラの2ランは甘く入った直球だったが、一死後に9番・レンギーフォに外角のスプリットを中前打された。続くカルフーンには初球、真ん中に入った落ちきらないスプリットを右翼席まで運ばれた。6回は2四球で二死一、二塁としたところで降板が告げられた。

 エンゼルスとはここまで6戦して3勝0敗、エンゼル・スタジアムでも4戦で2勝負けなしと相性の良い相手、球場での痛い敗戦となった。

 突然の変調とあって、敵軍のアプローチが変わったのか。田中は「別に大きく変わったわけではない。うまく打たれたということ」。会見で常に聞かれる“スプリット問題”には、自分に言い聞かせるようにこう語った。「もちろん自分がいい球を投げれてないから、(日米報道陣に)ずっと聞かれるんですけど、自分の中では別に“一つの問題”としてやっている。そこだけ固執して考えてもしょうがないし、自分の投球のバランスもある。その中でやっていければいい」

 メジャーでもトップクラスの決め球と評価されているだけに注目が集まるのは仕方ないこと。しかし、それに縛られることなく、総合的に考える…。今季の投球スタイル確立の一つのポイントになるかもしれない。