田中 今季で引退するサバシアが「次期リーダー」に指名

2019年04月25日 11時30分

【アナハイム24日(日本時間25日)発】ヤンキースの田中将大投手(30)が今季3勝目をかけ、25日(同26日)の敵地エンゼルス戦に先発する。エースのセベリーノが離脱するなか、安定感のある投球に、米メディアも「ターン・トゥ・エース(エースとなった)」と評価している。そんな右腕へ現役トップの247勝左腕、CC・サバシア投手(38)がメッセージを送った。今季限りで現役引退を表明。多くのナインに「チームのハート・アンド・ソウル(精神的支柱)だ」とたたえられる男が託した言葉とは――。

 サバシアは昨年受けた心臓手術の影響で出遅れたものの、今季初登板となった13日(同14日)のホワイトソックス戦で5回無失点と好投。さらに19日(同20日)のロイヤルズ戦は5回1失点で今季初勝利を挙げ、メジャー史上46人目の250勝まで「3」とした。さらに同17人目の通算3000奪三振の偉業まで、あと「6」と迫っている。

 不動のリーダーだ。ヤンキース在籍10年で6年連続開幕投手を務めるなど実績のある一方で、チームメートを「家族」と呼び、そのためなら体も張る。そんなサバシアが自身の引退後、“チームを引っ張る一人”として挙げたのが田中だった。「後を確実に継いでくれる選手はヤンキースにたくさんいるよ」と前置きしつつ、こう語った。「来年は(セットアッパーの)べタンセス、マサ(田中)、セベリーノ。野手ではアーロン・ジャッジだな」。3月22日に田中より早く31歳になったベタンセスの名を最初に出す配慮を見せつつ、チームをまとめる役割を田中に託した。

 さらにサバシアは「田中はヤンキースに来て以来、安定してグレートな投手だと思う。メジャーに移籍した時からすでにヤンキースのエースだったけど、年を重ねるごとにタフな投手になっているし、よりチームのエース的存在にもなっている。メジャーのマウンドを経験するほどに投球に磨きがかかっていると思う。このままヘルシーでいられたら、セベリーノと一緒にエースとしてヤンキースを長い間引っ張ってくれると思う」。昨季19勝(8敗)の勝ち頭、セベリーノとのダブルエースに期待した。

 クラブハウスのソファにどっかと座り、ナインと談笑する姿はリーダーだ。田中もその存在感、影響力の大きさを口にしていたが、サバシアはこんな努力もしていた。「選手たちの人柄や、フィールド以外では(野球以外に)何をするのが好きか、趣味など学ぶこと。よりいい兄貴分になれるように、積極的に話しかけて友達のように接するようにしているよ」

 ピンストライプに袖を通して6年。安定感のある投球、大舞台での頼もしさに田中を慕う若手ナインも少なくない。サバシアのラストイヤーを飾るべく、田中は投手陣の先頭に立つ。