【ニューヨーク21日(日本時間22日)発】“ヤ戦病院化”が止まらない。ヤンキースの主砲のアーロン・ジャッジ外野手(26)が左脇腹付近の「重度の張り」と診断され負傷者リスト(IL)入りした。20日(同21日)にさかのぼって登録される。恐れていた事態が起こったのは田中が先発した20日のロイヤルズ戦。初回に先制の5号本塁打。しかし、6回に右前打を放った直後に顔をゆがませたジャッジは左脇腹を押さえると、全力で走れぬまま一塁に到達。すぐさま代走を送られた。

 この日の試合前、ブーン監督はジャッジのケガの程度を「かなり重度のものだ」と表現した。指揮官によると、脇腹の負傷に関しては重度を示す「グレード」で表現しないそうだが「2週間は治すことに専念しないといけない。復帰までどのくらい時間がかかるかはまだわからない。数週間たったらもっと詳しくわかると思う」。少なくとも5月いっぱいはかかりそうだ。

 これで開幕からひと月たたぬうちに主力ばかり13選手がIL入りする異常事態。大黒柱が抜けた穴は大きい。