【アナハイム18日(日本時間19日)発】マリナーズの菊池雄星投手(27)は花巻東の後輩、エンゼルスの大谷と1年半ぶりに再会し、笑顔で話し込んだ。紺のTシャツにグレーのズボンという練習スタイルだ。ところで、メジャーではチームによっては先発投手が登板日のユニホームの選択権を持つが、マリナーズにそのルールはない。チーム広報によると、マリナーズは基本的に本拠地用が3種、敵地用が2種ある。本拠地では金曜日が緑の上着、日曜日が上下クリーム、その他の曜日が上下とも白。敵地では日曜が紺の上着で、それ以外は上下グレーを着ることになっているそうだ。

 そのため、菊池はいまだに背番号「18」がついた上下白の“正装”でレギュラーシーズンのマウンドに立っていない。菊池は開幕から5度登板して本拠地は2度。3月29日(同30日)は上着が緑で、15日(同16日)は上下とも白だったがジャッキー・ロビンソン・デーのため選手全員が背番号「42」でプレーした。ブルペンでは他の投手が練習着で投球する中、「身が引き締まる」と正装で投げる菊池としては、早く本番でも着て投げたいところだろう。

 菊池が次回登板となる20日(同21日)のエンゼルス戦は敵地。その次はおそらく27日(同28日)の本拠地となるが、この日は金曜日で緑。そしてその後は敵地登板が2度続くと思われ、このままでは白の「18」に袖を通してマウンドに上がるのは5月中旬までお預けとなりそう。まずは初白星だ。