【ロサンゼルス発】ドジャースの前田健太投手(31)は16日(日本時間17日)、本拠地でのレッズ戦に先発し、6回2/3を4安打1失点、5三振3四球で3勝目(1敗)を挙げ、メジャー4年目で通算40勝に到達した。打者27人に98球。試合は6―1だった。11日に31歳になってからの初登板を白星で飾り「幸先よく勝てて良かった」と笑顔。40勝については「節目ではないけれど、たくさん勝たせてもらっていることは自信になる。チームの力のおかげ」と感謝した。

 4点差にしてもらった直後の3回に投手のマーレ、先頭・ボットの連続二塁打で1点を失うと、4回も二死満塁のピンチ。ここでマーレを3球三振に仕留め、切り抜けた。打者との対戦が3巡目となった5回以降は単打1本に抑えた。

 一夜明けた17日(同18日)、ロサンゼルス・タイムズ紙は「前田健太のマウンドでのパフォーマンスがドジャースを勝利に導いた」と伝え、オレンジ・カウンティー・レジスター紙は「前田健太が先発投手として長いイニングを投げ、ドジャース勝利」と報じた。

 CBS Sports(電子版)は「前田は1回と6回を除いて選手を出塁させたが、許したのは1点のみで、先週のカージナルス戦での乏しい登板からうまく立ち直った。一番のニュースは、今月苦しんでいた本塁打を1本も打たれなかったこと」と評価した。過去3年は中継ぎへの配置転換など悲哀を味わった前田。今季は最後まで先発マウンドを守る覚悟だ。