田中“伝家の宝刀”スプリットのキレ取り戻す 投球解析マシンをブルペンに設置 

2019年04月18日 11時30分

前回登板のホワイトソックス戦でまさかの5失点を喫した田中(ロイター=USA TODAY Sports)

【ニューヨーク17日(日本時間18日)発】ヤンキースの田中将大投手(30)が、次回登板に備えブルペンで27球投げた。登板日は発表されていないが、20日(同21日)の本拠地ロイヤルズ戦が濃厚だ。

 投球を終えるとナ・リーグとの交流戦に備え走塁と打撃練習をこなした。ケージの後ろで負傷離脱中のエース・セベリーノが冷やかすなか打席に立った田中はバント練習後、打撃をスタート。13スイング中、安打性を4本。うち2本を左翼席へ。うち1本をライナーで突き刺した。これには右翼付近でアップ中の投手陣からも拍手と歓声が上がった。

 前回登板のホワイトソックス戦では外角低めに配球が偏ったこともあり、相手打線に見極められまさかの5失点。田中は、自身のボールの質もさることながら「投げる所も相手の予測しやすい所にずっと投げていたのかな」と配球面も敗因に挙げたが、ロスチャイルド投手コーチは「打者が何をやろうとしているのか分かったとしても、制球が定まらなかったら元も子もない」とキッパリ。そして原因を指摘した。「スプリットの状態が良くなかったのが一番の原因だし、それを戻す作業をやっていかないと」

 ロスチャイルド・コーチが気になっているのが真っすぐ落ちずに「ツーシームっぽくなっている点」。原因は目に見える部分というより「本人にしか分からない感覚的なところ」とも語っている。田中もその点を自覚しているが、同コーチは今回、ブルペンに投球を解析する機材を設置したことを明かした。詳細は明かさなかったが、ボールの軌道や回転数などを解析するためと思われる。

「ヒント(になれば)という意味でね。スプリットの精度を取り戻す、という部分で何か助けになればと思ってやったよ」とロスチャイルド・コーチ。投球時の感覚とデータ、双方を駆使し宝刀のキレを取り戻す。