田中が今季初黒星 魔の4回満塁被弾

2019年04月15日 11時30分

4回、アンダーソンに満塁弾を浴びた田中(ロイター=USA TODAY Sports)

【ニューヨーク14日(日本時間15日)発】ヤンキースの田中将大投手(30)が、突然の乱調で今季初黒星を喫した。今季2勝目をかけ本拠地のホワイトソックス戦に先発。開幕戦から3試合連続で自責点1と安定感抜群の右腕は3回まで6奪三振と危なげない投球だったが、4回に満塁弾を浴びるなど5回途中、3四球、5失点でまさかの降板となった。

 相手との我慢比べに屈した。試合後、田中は「特に(打順の)2回り目で(ストライク)ゾーン外のボールはしっかり我慢できて、ゾーン内のボールは打ちにくることを我慢強くやられてた印象はありましたね。で、こっちが苦しくなったところで痛打されたっていう…。相手を上回ることができなかったことが全てかなと思います」。淡々としながらも、言葉の端々に悔しさをにじませた。

 その言葉通り4回、打線の2巡目からコースの「目付け」を徹底された。先頭の2番・モンカダに外角のスプリットを右前打。これは右翼手・ジャッジの好返球で二塁で刺したが、アブレイユには真ん中のカーブを左翼線に落とされ二塁打。続くアロンソ、ヒメネスには外角低めギリギリのスプリット、スライダーをことごとく見極められ連続四球。すべての塁を埋められたところで6番・アンダーソンへの2球目だった。真ん中の落ち切らなかったスプリットを右中間席へ。痛恨の満塁弾に、マウンド上の田中の表情が険しくなった。

 5回も先頭のサンチェスに二塁打されると、1番・ガルシアにも外角のボールを粘られ7球目のスライダーを左前へ。続くモンカダに四球を与えたところで降板が告げられた。徹底した敵軍の攻めに田中も「そこだけに目付けが行かないように、もう少し工夫して投げられれば良かったのかなと思いますけどね」と振り返った。

 課題としていたスプリットも、「全然」とピシャリ。続けて「良くない、プラス投げるロケーションが一辺倒に…。その言葉が適切かはわからないですけど、外角低め、外、ボールゾーン…そういうところばっかりになってたから。待ちやすいというか、見切りやすかったんじゃないですかね」。ホワイトソックス打線の前日までの四球数38はメジャー30球団で25位タイ。選球眼に定評があったり、粘り強い打者揃いとはいえないだけに悔いが残る。

 もっとも原因がはっきりしていればそれを改善するのみ。次回登板では繰り返さない。