菊池雄星、大谷に続き…163キロ佐々木生んだ岩手にメジャー重大関心

2019年04月09日 16時30分

佐々木の出現にメジャーも大騒ぎだ

 衝撃の163キロ右腕、佐々木朗希投手(大船渡=3年)の出現に、メジャー球団が「岩手県」に重大関心を寄せている。菊池雄星(27=現マリナーズ)、大谷翔平(24=現エンゼルス)という2人のメジャーリーガーを生んだだけでなく、菊池の出現から10年、大谷から7年でまた日米球界を揺るがす才能が、同じ岩手県から世に送り出された。いったい「IWATE」には何があるというのか――。

 7日まで奈良で行われていた「U―18高校日本代表の国際大会対策研究合宿」を見た日米12球団のスカウトは「大谷以上の才能を見た」と度肝を抜かれた。中には横浜・及川、星稜・奥川、創志学園・西との総称「高校四天王」を「申し訳ないけど佐々木君に失礼。1横綱、3大関ぐらいの開きがある」とささやくスカウトさえいた。

 そして、佐々木の投球ビデオを見たメジャーA球団スカウトは「これだけの才能はアメリカのアマチュア球界にはまずいない。現段階でもストレートの角度と軌道、スピードはメジャーリーガーのトップ3に入る。まだ完成されていない段階でこんな信じられないストレートを投げられるなんて、継続的な研究対象にしたい」と大絶賛。

 またB球団スカウトも「大谷同様、佐々木君の素晴らしいところは身長190センチの立派なサイズの体を使いこなせているところ。これは現在のNBAに集まる一部フィジカルエリートのアフリカ系アメリカ人と同じ特徴で、仮に佐々木君にバスケットボールをやらせたら、すぐに必要な細かいステップを習得すると思う」とその身体能力に迷わずトリプルAの最高評価を与えた。

 さらにメジャーの興味はこの10年間で菊池、大谷、佐々木という日米球界を騒がせた破格の才能を持つ3選手を立て続けに出した岩手県に向けられている。

 前出A球団スカウトは「これまでリトルリーグ世代から関東や関西の名門チーム、名門校と比べ、勝ち負け重視ではない東北のおおらかな指導者がスケールの大きな選手を育てていると漠然と想像していた。ただ、これだけ立て続けに素晴らしい才能が出てくると、今後は(MLB球団)本部から詳細な調査リポートを求められてくる可能性がある。どういう地域のどういう風土で何を食べ、どんな両親に育てられたのかまで。もっと深くその土地に入って調査をしなければいけない時代がそこまで来ているのかもしれない」と力説した。

 同スカウトは近い将来、メジャー球団が「専属岩手県担当」を置く時代が来る可能性についても語っていたが、メジャー球団ならずとも「岩手の謎」が何なのかは、気になるところだ。