田中 バーランダーとのエース対決へ静かな闘志

2019年04月08日 16時30分

【メリーランド州ボルティモア7日(日本時間8日)発】ヤンキースの田中将大投手(30)は8日(同9日)に先発する敵地アストロズ戦へ向け静かな闘志をのぞかせた。一昨年、世界一に輝いたシーズンとほぼ変わらぬ強力打線に加え、先発はメジャー屈指の右腕、バーランダー。今季の開幕投手同士、エース対決の様相となるが、田中は「関係ないですね。申し訳ないですけど、関係ないです」とキッパリ。そしてこう続けた。「普段通り? そうですね。どういうシチュエーションであれ、そこに徹することが一番大事だと思います」

 まだシーズン序盤とはいえ、チームは苦しい状況だ。投打の主力が相次いで負傷。マイナーから選手を“補充”しながらのやりくりが続いているが、一方でブーン監督らチーム内には「このやりくりが逆にチームの結束を高めている」というムードもある。

 田中も「苦しい戦いは続いているけれど、ここから良くなっていくしかないと思うし、序盤のうちでよかったんじゃないかな」とチームの上昇を確信している。

 過去2度の登板を通して修正が急がれるのはスプリットだ。打者の手元で落ちきらず「どちらかというと抜け気味ですよ。チェンジアップぽいというか…チェンジアップよりも良くないですよね。ただ抜けているだけだから」。前日のブルペンでもロスチャイルド投手コーチからアドバイスされる姿も見受けられた。

 アストロズといえば一昨年、リーグ優勝決定シリーズで圧巻の投球を披露した姿が記憶に新しい。相手に対するイメージも変わったのでは?との問いに「詳細は言うつもりはないですけど」としながらも「相手に対するイメージというか、自分の考え方ですよね。思考が変わったから、行動も変わる。そこは一番大きいところだと思います」。

 2勝目へ向け「自分らしく、自分がこうやって投げていくんだって決めたことに対してしっかりとそれに沿って投げていくことができればいいんじゃないかと思います」と静かに語った背番号19。堂々と向かっていく。