4度目の開幕投手 田中「成長した姿見せられれば」

2019年03月28日 11時30分

【ニューヨーク27日(日本時間28日)発】4度目の正直だ――。ヤンキースの田中将大投手(30)が開幕投手を務める、28日(同29日)の本拠地オリオールズ戦へ向け意気込みを語った。練習前、日米メディア合同会見に穏やかな表情で現れた。自主トレから“過去最高”ともいえるキャンプを過ごしてきた手応えもある。過去3回と同じような緊張感を感じつつも「今からそんな緊張しててもしょうがない。実際には明日になって球場に来て、徐々に試合に入っていく準備をしていく中で高まっていくと思います」と語った。

 日本人投手史上最多の4度目の栄誉も、エースのセベリーノの離脱によって回ってきた点で過去3回と意味合いは異なる。キャンプ時には複雑な胸中ものぞかせたが「自分の中では目の前のやること、自分が今やらなければいけないことに対して向き合って、しっかりと一つひとつやってきたっていう感じなので」。登板までのプロセスになんら影響はない。

 落ち着きの背景には、もがき苦しんだ2年前の経験がある。オープン戦6試合で3勝1敗、防御率0・38でレイズとの開幕戦に臨んだが、2発を含む8安打を浴び、3回途中で7失点でKOされた。その後、5月8日に5勝目を挙げてから日米通じて自己ワーストの6連敗を喫した。「17年のシーズンの中で自分は多くのことを学びましたし、それが17年のプレーオフの結果にもつなげられたと思う。昨年のレギュラーシーズン、プレーオフのゲームにもつなげられたと思っているので、また成長した姿をオープニングゲームでも見せることができれば」

 温暖なキャンプ地とは対照的にニューヨークのこの日の気温は10度を下回った。「ま、昨日も練習してますし、フロリダの暖かい気候から気温1桁の中でブルペン投球したりとかして、寒さにもピリッとしましたし、いいんじゃないでしょうか」

 会見後、投手陣とグラウンドへ出た田中はキャッチボールの後、ダッシュ等の瞬発系の動きを繰り返す、登板前日のルーティンをこなし引き揚げた。メジャー6年目。背番号19は盤石だ。