マリナーズ・イチロー外野手(45)がメジャー19度目の開幕を翌日に控えた19日、都内で行われた「2019 MGM MLB開幕戦」レセプションパーティーに、菊池雄星投手(27)らチームメートと出席した。

 シックなスーツ姿で姿を見せたイチローは、終始リラックスした表情で代理人のジョン・ボッグス氏、通訳のアラン・ターナー氏と談笑。時折赤ワインの入ったグラスを傾けながら周囲のMLB関係者、マリナーズ、アスレチックの選手らと歓談を楽しんだ。

 乾杯に先がけて行われた鏡割りでは、渡辺恒雄読売新聞グループ本社代表取締役主筆(92)が元ヤンキース監督で現在、MLBチーフ・ベースボール・オフィサーを務めるジョー・トーリ氏らと鏡開きを行った。

 すでにスコット・サービス監督が、20日のアスレチックスとの開幕戦(東京ドーム)での先発出場を明言しているイチローだが、日米両球界のレジェンドに往年の輝きは戻っていない。プレシーズンゲーム2試合(巨人戦)を含むオープン戦の成績は打率6分5厘(31打数2安打)、10三振と昨年5月以来、約10か月ぶりとなる実戦に悪戦苦闘していた。

 結果が即、自身の去就に直結してくる運命の2連戦でミラクルは起きるのか。日本中のイチローファンがかたずをのんで見守っている。