MLBの歴史動かす「大谷ルール」 「投手」「野手」そして新設「二刀流選手」

2019年03月16日 12時00分

 米大リーグ機構(MLB)と選手会は14日(日本時間15日)に来季からのルール変更を発表し、従来の投手や捕手などに加え、新たに投打の「二刀流」での選手登録を設けることになった。登録の条件は、前年かその年に投手で20回以上を投げ、野手では20試合以上に先発出場していることとした。投手以外の登板は二刀流登録選手か、6点差以上の展開などに制限する。エンゼルスの大谷翔平(24)は今季も投手登録となる。

 昨季、ベーブ・ルース以来の本格的な二刀流挑戦で新人王に輝いた大谷の活躍がルールさえ変える格好で、競技の本場で改めて影響力を示した。今キャンプでは大谷に続けとばかりに各球団で二刀流に挑む選手が相次いだ。エンゼルスのオースマス監督が「子供たちが大谷をまねして大学やプロのレベルで両方やるのはいいこと」と言うように、今後も増加が見込まれる。

 大谷は今季、右ヒジ手術の影響で打者に専念するため、来季開幕時は二刀流登録できない。それでも、オースマス監督は「投手として登録するし、投手が打ってはいけないと明記されていない」と二刀流復活に支障はないとし、条件のクリア後に投手から登録を切り替える方針を示唆した。

 来季、25人から26人に増やされる出場選手登録では投手の人数を制限する議論もあるという。まとまれば二刀流選手がいるチームは有利となる。エンゼルスの球団内では大谷が先駆者として敬意を表され、特例で来季開幕から二刀流登録が認められるのではないかと期待の声も上がっている。