田中 前日のフィリーズ戦で66球降板のワケ

2019年03月15日 12時00分

13日、フィリーズ戦に先発した田中(ロイター=USA TODAY Sports)

【フロリダ州タンパ14日(日本時間15日)発】ヤンキース首脳陣が、前日のフィリーズ戦に先発した田中将大投手(30)に“待った”をかけていたことが分かった。

 13年総額3億3000万ドル(約366億円)の史上最高額で契約を結んで話題になったハーパーをはじめ、ほぼフルメンバーが並んだフィリーズ打線を相手に4回途中2失点。計6三振を全て空振りで奪う内容ながら、田中は66球でマウンドを降りた。

 調子も良かった。前回登板でイマイチだったスライダーにキレが出て、直球は最速94マイル(約151キロ)。田中も「直球も今日が一番良かった。これまでの登板に比べたら数段良かった」と手応えを感じていた。それでも66球で降板したのは首脳陣の配慮。ロスチャイルド投手コーチは「少し早めに降ろした方がいいと思った」と切り出し「昨日も簡単に75~80球はいけたと思うが、より力を加えて投げていたから」と舞台裏を明かした。

 過去2度の登板では相手がマイナー選手中心だったが、この日は主力級がズラリ。田中も自然と力が入っていたことは球速や変化球のキレにも表れていた。だからこそ、首脳陣は“オーバーペース”と判断してストップをかけた。シーズンを通して軸になるべき投手だからこそ、手綱を引いたというわけだ。

 田中の次回登板は中4日で18日(同19日)の敵地ブレーブス戦が濃厚。その後は23日(同24日)のブルージェイズ戦を経て、中4日ペースで28日(同29日)のオリオールズとの開幕戦へ向かう見込み。エース右腕は順調なステップを踏んでいる。