フィリーズ戦先発 田中が366億円の男を一ゴロ、三振斬り

2019年03月14日 11時30分

フィリーズ戦に先発した田中(ロイター=USA TODAY Sports)

【フロリダ州タンパ13日(日本時間14日)発】ヤンキース・田中将大投手(30)が、オープン戦3度目の登板となる本拠地でのフィリーズ戦に臨んだ。この日は13年総額3億3000万ドル(約366億円)の超大型契約を結んで話題になったばかりのハーパーをはじめ、相手のスタメンは7番まで主力がズラリと並び、前日に「打者の反応、相手を打ち取るための投球をするという部分では、一線級の打者相手に投げた方がいい材料にできる」と話していた田中にとっては好都合な対戦となった。

 フィリーズ打線の顔ぶれはハーパーのほか、昨年チームメートだったマカチェン、3年連続で打率3割以上のセグラ、昨季34本塁打とブレークしたホスキンスに、昨年の日米野球にも出場した強打の捕手リアルミュートら。オープン戦で試せるものはすべて試し、問題点をあぶり出したい田中にとって相手に不足はない。

 初回、先頭のマカチェンをカウント1―2からのスプリット、続くセグラは外角へのスライダーで2者連続の空振り三振に仕留める上々の立ち上がり。3番のハーパーが打席に立つと、ヤンキースファンからはブーイングが起こり、カウント2―1から外角のカットボールでボテボテの一ゴロに打ち取ると、スタンドは歓声に包まれた。

 2回は先頭のホスキンスにボテボテの三塁内野安打を許すと、リアルミュートにはスライダーを中前、フランコには甘く入ったスプリットを左前に運ばれ、無死満塁のピンチを招いた。しかし、田中はここからギアチェンジ。アルテールをスプリット、続くロドリゲスからは外角94マイル(約151キロ)の直球で2者連続の空振り三振を奪い、9番キンゲリーは直球、スプリットのコンビネーションで追い込み、右飛に打ち取った。