田中が4度目の開幕投手に強い決意「俺がやる」

2019年03月11日 16時30分

4度目の開幕投手に指名された田中(ロイター)

【フロリダ州タンパ10日(日本時間11日)発】28日(同29日)のオリオールズとの開幕戦に先発することが決まったヤンキースの田中将大投手(30)が心境を明かした。エースのセベリーノが負傷したことで回ってきた2年ぶり、自身4度目の大役は野茂英雄の3度を抜いて日本人投手最多だ。「こういう形で選ばれた…。もちろんすごく光栄なこと」と戸惑いを口にしながらも「俺がやる」と強い決意でマウンドに上がる。

 田中が通達されたのはオープン戦2度目の登板の前日7日(同8日)だった。日本人投手最多はもとより、名門ヤンキース史上でも最多は7回というなかで4度目のマウンドだ。そういった“重み”は感じるのかと問うと、田中は「ないです」。そしてこう続けた。「これまでの3回と違って、こういう形で選ばれた…。もちろんすごく光栄なことだし、ありがたい話なんで、マウンドには堂々と上がるし堂々と投げますけど、経緯として今までとは違うので。受け取り方というか、感じ方はやっぱり違いますよ」

 大黒柱として託された過去3回とは違い、今回は開幕戦先発が決定的だったエースの負傷離脱によって回ってきた。さぞや複雑だろうが、前を向いて「でもチームがこういう状況なんで、しっかりと『俺がやる』という気持ちはあります」と言い切った。

 日米で数多くの修羅場を経験しているが、開幕戦はプレーオフなどとまるで別物だという。「プレーオフはシーズンを戦ってきた流れ(からの一戦)だから、多少(雰囲気が)違っても入りやすいけど、開幕戦はオープン戦のまったりした雰囲気から入るわけで。そこの違いが一番大きいんじゃないですか」

 そこに独特の緊張感が加わる。敵は相手打線だけではないのだ。田中は「いつもと同じように、というのは無理ですけど、そのなかで自分自身をどうコントロールし、自分のパフォーマンスを出せるかという部分だとは思う」と力を込めた。

 2017、18年の2年連続プレーオフで好投し、「大舞台に強い男」のイメージが定着した。しかし、開幕戦は3試合で0勝2敗、防御率9・49。

「過去3年、いい投球できてないですけど、それをまた乗り越えるチャンスをもらったと思っている。今年はそういった意味でいい投球ができればと思います」と田中。回ってきたリベンジの場。必ず白星をつかむ。