エンゼルス・大谷 2年目の英語力を採点

2019年03月09日 16時30分

【アリゾナ州テンピ】エンゼルスの大谷翔平投手(24)は8日(日本時間9日)、昨年10月1日の右肘内側靱帯の再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けてから初めてキャッチボールを行い、60球投げた。打者としては3月中のフリー打撃開始を目指しており、投打のリハビリは順調だ。ところで、別メニューのため昨年と比べるとチームメートとの絡みは少ないように見える。米国で活躍するためには英語力は不可欠。1年でどのくらい上達したのか気になるところだ。水原一平通訳やチームメートの採点は――。

 ――大谷選手の英語力はどのくらい上がっているのでしょうか

 水原通訳 聞くことは、特に野球関係のことはほぼほぼ理解していると思います。(米メディアの)囲み取材も、聞く方はほぼ理解していると思います。ミーティングとか、すべては把握していないと思いますけど、チームメートとの会話とかは大丈夫です。英語は聞かれたら教えますけど、本格的にレッスンとかはしていないです。(今日のフレーズみたいなのは)前はちょっとやっていましたけど、減ってきました。

 ――肌で覚えて、理解している感じですか

 水原通訳 そうですね。しゃべるのは聞く方に比べたらあんまりというか…。しゃべろうとしたらある程度はしゃべれるんじゃないかと。日常会話程度ならいけると思います。そこまで(しゃべろうとはしていない)ですけど、これからじゃないですか。

 ――今年はあまり他の選手と話しているところを見かけない

 水原通訳 そんなことないですよ。しゃべってますよ。(通訳は)一応、入っています。

 ――今の英語力は10段階でどれくらいですか

 水原通訳 聞く方は7くらいですかね。しゃべるのは…本気出したら4か5くらいですかね。

 ――リスニングの評価が高いですね

 水原通訳 多分、耳がいいんですよ。音楽とか、曲も1回聞けばメロディーを覚えているんですよ。「なんか前に聞いたことがある」って感じで。

 ――2年目の余裕のようなものはありますか

 水原通訳 リハビリ中なので楽ではないですけど、普通に外で練習したりした方が気持ちの上でも楽しいですね。お互いに勝手ももちろん去年よりはわかっていますし、仲良しのチームメートとかも残っているので、そういう意味ではお互いに去年よりは楽ですね。チームメートとのコミュニケーションとか余裕はあると思います。

 ――スプリングトレーニング中の過ごし方、気分転換にはどのようなことをしているんですか

 水原通訳(ビデオや携帯電話の)ゲームをしています。クラロワもまだバリバリやっています。シモンズとか、エンゼルスの選手もまだ結構やっている選手いますよ。ネット上のゲームで、英語の勉強をしたりも。皆イヤホンでしゃべりながらやっているので、勉強がてらみたいな感じでやっています。(ゲームしながらの)雑談も、僕が通訳しながら加わっています。

【アンドレルトン・シモンズ内野手】おそらく、間違うことが嫌で話す方はあまりしない気がするけど、僕らが思っているより理解していると思う。レベルは、去年は多分「2」で、今は「4~5」かな。どうだろう…もう少し一緒に話す時間があったら、レベルの判断がしやすいんだけど。でも理解しているのはわかっているよ。もしかしたら、スペイン語の方が話せるんじゃないかな。ヒスパニック系の選手とのコミュニケーションがいい感じだ。ケージとか試合前の準備中に選手たちから単語を教えてもらって自然に慣れたんだと思う。

【タイラー・スカッグス投手】かなり上達したと思うよ。実際の印象より理解していると思う。僕らが言うことは全部理解していると思う。あまり話さないけど、もともとショーヘイは静かなやつだから。今は人も多いけど、スプリングトレーニングが終わって少人数のグループになれば、もっとおしゃべりになるんじゃないかな。去年は「1」、今年は「4」。まだまだ長い道のりがあるね(笑い)。

【ノエ・ラミレス投手】去年、スプリングトレーニングですでにいくつかの言葉を知っていたし、いろいろ覚えてるなぁ、と思った。シーズン中はあまり話していなかったように感じたから、もしかしたら(英語に)集中できなかったのかもしれないね。今年はまるっきり違うよ。すごく時間を取って勉強したんじゃないかな。去年より理解力も増えているし、返ってくる言葉数も違う。驚いたよ。今なら彼と話せる。彼の受賞スピーチ(※)もかっこよかったね。練習の成果が出たんじゃないかな。日本語アクセントは入っているけど、いい方向に進んでいるのは間違いないね。(昨年の)最初の1週目が「1」、2週間で「3」、シーズン中も「3」で今は「6」くらい。スペイン語を話していることもある。単語単語で、変な言葉が多いけどね。ヒスパニック系の選手に教わったんだろう(笑い)。

 ※…1月26日にニューヨークで行われた全米野球記者協会ニューヨーク支部主催の晩さん会に昨季のア・リーグ新人王として招待され、全て英語でスピーチ。最後に「次はこのカンニングペーパーがなければ」と話し、爆笑をさらった。