田中将大「開幕投手」内定 ブーン監督が断言「すでに決めている」

2019年03月09日 12時00分

【フロリダ州タンパ8日(日本時間9日)発】ヤンキース・田中将大投手(30)が、オープン戦2度目の登板となる本拠地タイガース戦に先発した。3回1/3を投げ、1本塁打を含む4安打2失点、5三振1四球。打者14人に53球投げた。

 試合前、田中の登板を待たずに日米メディアが色めき立った。ブーン監督が、開幕投手について「すでに決めている。まだ言えないが、みんなが予想している通りだと思う」と発言したのだ。メディアの大方の予想は田中で、米メディアから田中に関する質問が集中。指揮官が苦笑いする一幕もあった。現在、田中のほかにハップ、パクストンと候補は3人いるが、ヤンキースで3度の開幕投手を務めたのは田中だけだ。そういった“経験値”もプラス要素になり、田中についてもブーン監督は否定しなかった。あとは公表するタイミングだけ、といった様子だった。

 そんな指揮官の期待を受けマウンドに立った田中は上々の立ち上がりを見せた。初回、先頭のカメロンをカウント2―2からスライダーで見逃し三振。続くグッドラムにはナックルカーブから入り、最後はスプリットで空振り三振。3番のカンデラリオにはフルカウントとしたが、最後は外角スライダーで空振り三振。三者連続三振で終えた。

 2回、先頭の4番・ディクソンを外角スライダーで空振り三振。これで4連続三振となったが、続くマトゥックにはストレートの四球。さらにヒックスには外角のスライダーをすくわれ、右前へポトリ。不運なヒットで一、二塁としたが、ベッカムの場面で二塁走者をけん制タッチアウト。さすがのフィールディングで二死一塁としたものの、ベッカムにはスライダーを左中間二塁打され1点を失ったが、ウィルソンをスプリットで遊ゴロに打ち取り、最少失点で防いだ。

 3回、レイエスを内角スライダーで右直としたが、続くカメロンに真ん中に入ったボールを右翼スタンド前列に運ばれた。オープン戦初被弾で1点を失うと、グッドラムには外角スライダーを右翼線を痛烈に破る二塁打。またも得点圏に走者を進めたが、カンデラリオを内角スプリットで空振り三振。さらにディクソンを外角スライダーで力ない左飛に打ち取り1失点で切り抜けた。

 4回、先頭のマトゥックをスプリットで三ゴロに打ち取ったところで降板した。3回1/3を投げ2失点だったが、あくまでも開幕を見据えた試運転。4度目の大役に向け、田中はここからギアを上げる。