田中に開幕投手の可能性 本命・セベリーノ離脱で4度目大役か

2019年03月06日 16時30分

大役を務める可能性も出てきた田中(ロイター=USA TODAY Sports)

【フロリダ州タンパ5日(日本時間6日)発】ヤンキースに緊急事態だ。昨年19勝を挙げ開幕投手本命と見られていたエースのルイス・セベリーノ投手(25)が右肩の違和感を訴え、オープン戦初登板のブレーブス戦を回避。その後、磁気共鳴画像装置(MRI)検査で「回旋筋腱板の炎症」と診断され、2週間の安静を言い渡された。これで開幕は絶望的となり、ブーン監督は開幕投手を含め、先発ローテーションの改編を余儀なくされた。

 まさかのエース離脱に試合後、ブーン監督は「2週間の安静だから、その後調整を始めたとしても間に合わないだろう」と静かに語った。指揮官によると、セベリーノはブルペンに入る前のキャッチボールでスライダーを投じた際、右肩後部に違和感を覚えたという。

 症状が「炎症」とあって、首脳陣としてはそこまで深刻な状況ではないとしているが、セベリーノ本人は「今までにない痛みを感じた」と語ったそうで、予断は許さない。ちなみにこの日は寒波の影響もあり、日中でも15度を下回る肌寒さ。午前中には冷たい雨も降った。

 気になるのは開幕投手だ。ブーン監督は「検討する。近いうちに発表できるだろう」としたが、代役は実績から昨季17勝の左腕J・A・ハップ(36)、田中将大投手(30)の2人に絞られる。田中が日本人投手単独トップとなる4度目の大役を務める可能性も出てきた。また、セベリーノの抜けた穴は、先発6、7番手として考えていた、ヘルマンやロアイシガといった若手右腕で補うという。

 4年契約が決まり、さらなる飛躍が期待されるエースに降りかかったまさかのアクシデント。本人はもちろん、悲願の世界一奪回を狙うチームにとっても痛手だが、田中をはじめ投手陣全員でカバーしていくしかない。