ヤンキース・田中 今季で引退サバシアの花道は世界一で!

2019年03月05日 16時30分

タイガース戦に先発した田中(ロイター=USA TODAY Sports)

【フロリダ州タンパ発】ヤンキースの田中将大投手(30)はオープン戦初登板の3日(日本時間4日)のタイガース戦で先頭打者に三塁打を打たれたものの、その後、9人連続で打ち取る完璧な投球を見せた。新球ナックルカーブを試投。メジャー6年目は好スタートを切った。

 その右腕はチームにとって10年ぶり、自身初のワールドシリーズ制覇へ思いを強くしている。きっかけは2月16日(同17日)に行われたエース・セベリーノの会見だ。昨季チーム最多の19勝を挙げた右腕は長い交渉の末、新たに4年総額4000万ドル(約44億7000万円)を勝ち取った。

 午前10時の開始時間が近づき、報道陣が会場に集まる中、サバシアをはじめ、田中やハップ、今季加入のパクストンら先発投手5人が姿を見せると、報道陣と同じ席に座り、会見を見守った。セベリーノも「CC(サバシア)やタナカ、一緒に頑張ってきた先発投手のみんなは僕のファミリーだ」と感動の面持ちだった。

 このサプライズを仕掛けたのはチームメートを「家族」と称するサバシアだった。田中がその詳細を明かした。「(午前)10時5分からミーティングが入ってたんですよ、もともと。CCがラリー(ロスチャイルド投手コーチ)とかに確認して『いいよ』と言って、スパニッシュのミーティングとイングリッシュのミーティングが逆になった」。サバシアの配慮でセベリーノの契約更新を祝うことができたのだ。

「(今シーズンは自分たちにとって)いろんなことが(サバシアとの)『最後』になっていくわけですから」と田中。チームの精神的支柱で、メジャーを代表する左腕として一時代を築いたサバシアのラストイヤー。なんとしてでも世界一を花道に送り出す。ヤンキース投手陣も思いは同じだ。