田中 オープン戦初登板は異例の“実戦想定ブルペン”

2019年02月27日 07時35分

【フロリダ州タンパ26日(日本時間27日)発】ヤンキース・田中将大投手(30)のオープン戦初登板が、異例の“実戦想定ブルペン”となった。本拠地でのフィリーズ戦に先発予定だったが大雨で中止になったため。登板前のブルペンと合わせて60球以上を投げたことで、ブーン監督はこの投球を「1登板」とカウント。次回登板は中4日で3月3日(同4日)、ホームでのタイガース戦が濃厚となった。

 試合前のブルペンで30球を投げた田中は、引き続きブルペンでの投球を再開した。あらかじめ言われていたという今回の“登板”は、2イニング想定で投球数は30球程度。ボール、ストライクの判定は、打者として左右打席に立ったロスチャイルド投手コーチが行った。3アウトと判断されたところでインターバルを置き、再びマウンドへ。試合と同様、軽く数球を投げたあと再び同コーチと“対戦”した。2イニング目はセットポジションで、走者がいる想定で投げ、全部でおよそ35球を投げて終了した。

 節目、節目で雨、雪が降る“雨男”ぶりは相変わらず。渡米時もこの冬一番の寒気が日本列島を襲い、都心で積雪予報が出た。田中も「僕らしくていいんじゃないですか。今キャンプも練習中、雨なんか降らなかったのに、初めて降る雨が今日っていうね…いいんじゃないですか」と苦笑い。ハイペース調整で進めてきたこともあり、焦りやもどかしさはみじんもない。

「ああいう中でも自分でいろいろと課題を持ってやれた部分はあった。少しずついいものにはなってきているなと思うが、まだしっくりいかない部分もある。そういったところを時間をかけて、しっかりと上げていってシーズン開幕を迎えられたらいいかなとは思っている」

 メジャー6年目。直面する事態にあらがわない適応力はさすがだ。「流れに身を任せてやっているんで」と涼しい顔。仕切り直しとなるオープン戦初登板が楽しみだ。