西武・榎田 気になる炭谷ロス

2019年02月18日 14時00分

真価が問われる榎田

 真価が問われるシーズンとなりそうだ。昨年の開幕直前に阪神からトレードで移籍した西武・榎田大樹投手(32=顔写真上)は、プロ8年目で自己最高の11勝4敗、防御率3・32の好成績を残し、10年ぶりのリーグVに貢献した。同じ左腕でエースだった菊池雄星(27)がマリナーズへ移籍した今季は、さらなる活躍が期待される。そんな中、心配なのが“ベストパートナー”炭谷銀仁朗捕手(31=顔写真下)まで巨人にFA移籍してしまったことだ。

 昨季の榎田は先発で22試合に登板し、炭谷と森の2人と11試合ずつコンビを組んだ。問題なのは成績の差で、炭谷がスタメンマスクの試合で7勝2敗、防御率2・78だったのに対して、森が先発出場した試合では4勝2敗、防御率4・02と数字が悪い。その点について榎田は「正直、投げていることに関してはそんなに変わらない。ただ、結果的に銀仁朗の方が見逃し三振を取れた数が多かった。要は捕手の経験の差じゃないですか。僕はただサイン通りに投げていただけなので」と振り返る。

 ただ、榎田に“炭谷ロス”の悲壮感はない。今季は森に加えて昨季は一度も先発でコンビを組んでいない岡田とのバッテリーとなりそうだが、課題については「それは僕の今年の形がどうかだと思う。基本的には自分の形がそのままであればそれでいいし、あとは打者がどう僕に対応してくるかで、その都度対応していけばいい」。ライバル球団が対策を練ってくることを念頭に「やっていく中で反省や課題が出てくると思う。そこでのアプローチの仕方は変わってくると思うが、基本的にこちらから変えることはない」と断言する。

 今キャンプでは昨年後半崩れてきたフォームを戻すために足を上げるタイミング、腕や目線の位置、投球動作への入り方を極端に変えて無駄をそぎ落とす修正作業を続けている。今はまだ自分の準備に集中している段階だが、捕手との相性問題は気になるところだ。