5日前から素振り開始 大谷が早期復帰を明言

2019年02月14日 11時30分

会見する大谷(ロイター=USA TODAY Sports)

【アリゾナ州テンピ13日(日本時間14日)発】エンゼルスのバッテリー陣がキャンプインし、今季は打者に専念する大谷翔平投手(24)のメジャー2年目がスタートした。昨年10月に右ヒジ靱帯の再建手術を受けた影響でリハビリ段階。グラウンドに姿を見せることはなく、室内でのトレーニングに専念した。

 練習後の会見では「すごくワクワクもしていますし、メンバーもかなり変わって、監督も変わっていますので、(チームが)どういう感じで進んでいくのか、早めに確認しながらやりたい」と明るい表情だった。

 5日前から素振りを開始。「7、8割ですね」という力の入れ具合だが、「打撃でおそらくつまずくことはないかなと思っている」と不安は感じていないという。100%の力でバットが振れるようになれば、ティースタンドに置いたボールを打つティー打撃にステップアップ。時期は未定だが、大谷は「ヒジに違和感がもしかして出てきたりだとか、張りがいつもより強いなあと思うのは(ボールを打つことを)始めてからだと思うので、そこまでは問題ないかなと思っています」と見通しを明かした。

 オースマス新監督は12日(同13日)の会見で話した通り、大谷の復帰を5月ごろと見ていると改めて表明。「我々は彼を長期的にプロテクトする必要がある。もちろん5月の復帰を望んではいるが、場合によってはもっと長くかかるかもしれない」と慎重な姿勢だ。

 一方、大谷はこう話した。「僕はもっと早く行くつもりでもちろん行きますし、それは普通のこと。(自分と球団の)どっちも(復帰を)早く、早くというのも良くないですし、どっちももうちょっと、もうちょっとでも良くないと思うので、そのバランスは今のところ取れているんじゃないかなと思います」。チームの方針に理解を示しつつも、早期のメジャー復帰をもくろんでいる。

「今できるメニューを一日一日しっかりこなしたいなと思っている。その一歩ずつが必ず復帰につながると思って、一日一日、ひとつのメニューを大事にやりたい」と決意を口にした大谷。打席に立つ姿をナインもファンも待っている。

【2018年の大谷】
 2月14日 マイナー契約の招待選手としてキャンプイン。午後のフリー打撃で柵越え7本。
 
 2月24日 ブルワーズとのオープン戦に初登板。先発で1回1/3を1本塁打を含む2安打2失点(自責点1)。

 2月26日 パドレスとのオープン戦で野手初出場。「2番・DH」で2打席連続四球を選び、3打席目に中前適時打。
 
 3月27日 メジャー昇格が決定。

 3月29日 アスレチックスとの開幕戦に「8番・DH」でメジャーデビュー。初打席で初球を右前打。5打数1安打。

 4月1日 アスレチックス戦でメジャー初登板初先発。6回を3安打3失点で初勝利をマーク。

 4月3日 本拠地開幕戦のインディアンス戦で第1打席にメジャー初本塁打。4打数3安打3打点。

 4月6日 アスレチックス戦で2回に中越え特大弾。3試合連続本塁打をマーク。

 4月9日 日本人選手最年少で週間MVPに選ばれる。

 4月22日 ジャイアンツ戦でメジャー初4番。

 4月24日 アストロズ戦で先発登板し、162・5キロをマーク。

 5月2日 ア・リーグの月間最優秀新人に選出。

 5月27日 ヤンキース・田中とメジャー初対決し、2三振1四球と完敗。

 6月8日 右ヒジ靱帯の損傷で故障者リスト入り。

 7月3日 マリナーズ戦に「6番・DH」で打者としてメジャー復帰。

 9月2日 アストロズ戦に先発登板し、投手でメジャー復帰。

 9月5日 右ヒジの新たな損傷が判明。手術を勧告される。

 9月7日 ホワイトソックス戦で19号を放ち、日本人選手の1年目の最多記録を更新。

 9月15日 マリナーズ戦の初回に20号。2010年の松井秀喜以来、日本人選手2人目。

 9月25日 右ヒジ手術を受けると発表。

 9月30日 メジャー1年目終了。

 10月1日 右ヒジの靱帯再建手術を受け、球団は成功と発表。

 11月12日 18年のア・リーグの最優秀新人に選出。日本人選手4人目。
 (日付は現地時間)