エンゼルスのオースマス監督が12日(日本時間13日)、昨年10月に右ヒジの靱帯再建手術を受け、今季は打者に専念する大谷翔平投手(24)の復帰時期についての見通しを明かした。「全てがうまくいった場合、5月のどこかでと思っている。(大谷の復帰は)新しい領域。我々は、レギュラーとしてDHで出場しながら先発投手でもある選手と向き合っている。彼が長期的に二刀流としてやっていけるように守っていきたい。(復帰を)遅らせる必要があれば遅らせる」。リハビリの状況は「最近、素振りを始めたばかりで、過程としては長くなる」と説明した。13日(同14日)のバッテリー組のキャンプインに合流する。

 大谷は1月下旬に執刀したエラトラッシュ医師の再診察を受けた。エンゼルスの地元紙オレンジカウンティー・レジスター紙のフレッチャー記者は「2月1日に全身強化のトレーニングの許可が下り、素振りができるようになるまで最低2週間は筋力強化を行うと予想されていたが、予定より早く進んでいるとみられる」と解説。早く復帰したい大谷をエンゼルスが抑えていくことになるだろうとの指揮官の見解も紹介した。絶対に焦りは禁物だ。