マリナーズ・菊池雄星 待望のメジャー第一歩

2019年02月13日 11時30分

キャッチボールする菊池(ロイター=USA TODAY Sports)

【アリゾナ州ピオリア12日(日本時間13日)発】マリナーズの菊池雄星投手(27)がメジャー1年目のキャンプ初日を迎えた。バッテリー陣がキャンプインしたこの日、背番号18の水色のキャンプ用ユニホーム姿でグラウンドに出ると、ストレッチ、キャッチボール、バント処理などのフィールディング練習、そしてコンディショニングの全体メニューを消化した。ブルペンには入らなかった。

 グラウンドでの練習時間はわずか1時間10分。菊池は「短いという話は聞いていましたけども、実際にやってみると、『ああもう終わるんだ』と」と振り返った。とりわけキャッチボールは予想と大きく違ったようだ。

 メニューには午前11時20分から同40分までの20分間となっていたキャッチボールだったが、8分が経過したところで他の投手陣が次のメニューとなっていたフィールディング練習のため、マウンドに集まり始めた。「やっと肩が温まってきたなあと思ったら、(周囲の)みんなが終わっていた」という菊池は、キャッチボール相手の左腕テヌタ投手との距離を突然縮めると同時に、投げるペースも変わり、そこから1分ほどで強制終了。「僕自身もちょっと足りなかった部分はあったんですけど、そういうのもやっぱり慣れていくものだと思っていますし、慣れていかないといけないと思っているので、だからこそ、アップ前の自分の時間を大事にしていきたいなと思っています」と話した。2日目以降は限られた時間でのペース配分を考えていくことになりそうだ。

 全体練習後はクラブハウスでウエートトレーニングで汗を流した。囲み取材のため報道陣の前に姿を見せたのは1時間40分後。菊池は「短い時間でしたけど楽しく、アメリカの流れとかシステムとかも確認しながら、ホントに楽しい時間を過ごせたと思う」と、充実の表情でキャンプ初日を振り返った。

 菊池は3日(同4日)にアリゾナ入り。すでにブルペンで4度投げており、調整は順調だ。15歳から憧れてきたメジャーの舞台。左腕は第一歩を踏み出した。

【主な日本人メジャーリーガー初日】
 ドジャース・野茂英雄(1995年3月2日)ストライキでメジャー選手不在の中、キャッチボールなど軽めのメニューをこなした。

 レッドソックス・松坂大輔(2007年2月18日)報道陣250人、ファン約300人の見守る中、ブルペンで正捕手・バリテック相手に47球。

 ドジャース・黒田博樹(08年2月15日)ブルペンでシュートなど30球。ボールを受けた正捕手・マーティンは「ベリーナイス!」。

 レンジャーズ・ダルビッシュ有(12年2月13日)ブルペンで15球。全球種を試した。直後にフリー打撃に登板し、マイナー2選手相手に17球。

 ヤンキース・田中将大(14年2月15日)黒田とキャッチボール。ブルペンでスプリット、スライダーを織り交ぜ32球。締めに1マイル(約1609メートル)走を行った。

 ドジャース・前田健太(16年2月20日)ブカブカのズボンに苦笑。ブルペンには入らず、二塁へのけん制など守備練習に時間を割いた。

 エンゼルス・大谷翔平(18年2月14日)午前中は投手としてキャッチボール。一塁ベースカバーやバント処理練習を行った。午後は打者としてフリー打撃で33スイング中7本が柵越えし、周囲を驚かせた。 (日付は現地時間)