野球の次に最高なのは釣り オフは夫婦で自由気ままに世界旅行

2019年02月02日 16時30分

メジャーきってのタフネス右腕サマージャ(ロイター=USA TODAY Sports)

【元局アナ 青池奈津子のメジャーオフ通信=ジェフ・サマージャ投手(ジャイアンツ)】釣りは人生で2回しか経験がない…と打ち明けると「オーノー!」と目を丸くしたジェフ・サマージャ。「野球の次に最高なのは釣り!」と渋声で断言する彼に言わせれば、釣りのない人生はもったいないらしい。

「すごくリラックスできるのに…。淡水でも海水でも、どこでもいい。魚もなんでも。キハダマグロ、マカジキ、バショウカジキ…フロリダが多かったりするけど、五大湖だって、サンフランシスコだって、釣り糸を水の中に垂らせるならどこでもいいんだ」

 そこまで熱弁するのだから、オフはさぞかし釣りざんまいなのかと思ったら「アリゾナ州に住んでるんだよ。全く水のない場所…。でも野球にはいいからね」と苦笑した。

「そんなわけで旅行中に釣りを画策する。釣り旅行ってわけじゃないよ。オフは毎年妻とあちこち出かけるから、行った先で彼女に何かナイスなこと、だいたいプレゼントをあげるんだけど、その後で釣りに行こうよって。良い交換条件でしょう?」

 思い出に残っている旅行中の釣りはモルディブや仏領ポリネシアのソシエテ諸島にあるボラボラ島だという。「ビーチの美しい島での釣りはいつもワクワクする。トロピカルな魚がたくさんいるからね。釣った魚はその場でさばいてすぐに食べる。食べきれないものは持って帰ることもあるけど。ワフー(カマスサワラ)って食べたことある? おいしいよ」

 正直、リゾート地で釣りなんて考えたこともなかったが、大海原でセーリングもできるし、すごくバランスの取れたカップル旅行の過ごし方かもしれない。

「釣りって結果を求めてやると釣れなかった時にフラストレーションがたまるかもしれないけど、リラクゼーションのつもりで行ったら楽しいと思うんだ。何か釣れたら儲けもんってくらいがちょうどいい。僕らが行く旅行もそんな感じだよ。目的は気分転換でしょう? だから最初の行き先だけ決めて、荷物を詰めたら後は行った先々で考える」。旅行中のモットーは「時計を見ない。地図も見ない。携帯電話も出さない。写真を撮ることよりもその瞬間を楽しむことに集中する」ことだそうだ。

 そんなノリで昨オフに行ったローマ旅行でベネチアにたどり着き、その景色の美しさにこれまでにない衝撃を受けた、とジェフ。「まるで昔の世界に来たみたいな景色だった。あんなふうにワープさせられた気持ちになったのは初めてだよ。見るもの全てが値のつけられないアートのようだった。ベネチアを去った後の、陸地のリアリティー感がまたたまらなくてさ」

 自由気ままな旅行のイメージで頭がいっぱいになったところで、旅行に欠かせないものがあるとしたら何かとジェフに問うと「5つ星ホテル」と笑っていた。

 そこはさすがメジャーリーガーと言うべきか。「でもさ、確かにこの人生はラッキーだけど、野球をしていなくても僕はきっと旅行をしながら人生を楽しんでいたと思うんだ。そうである人生がいい」

 ジェフ・サマージャ 1985年1月23日生まれ。34歳。米国インディアナ州メルリビル出身。196センチ、102キロ。右投げ右打ち。投手。ノートルダム大ではアメリカン・フットボールでオールアメリカンに選出され、NFLドラフト1巡目指名確実と言われたが、2006年のMLBドラフトで5巡目指名されたカブスに入団。08年7月にメジャーデビュー。中継ぎで実績を積み、12年に先発転向。ホワイトソックスに移籍した15年は開幕投手を務め、同年とジャイアンツへFA移籍した16年は2年連続2桁勝利。17年はリーグ最多の207回2/3を投げた。

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