今季メジャーに移籍しアメリカン・リーグ新人王を獲得したエンゼルス・大谷翔平投手(24)が22日、東京・内幸町の日本記者クラブで帰国会見を行った。

 会見の中で大谷は、投打とも結果が出せず批判の的とされていたオープン戦中にマリナーズ・イチロー会長付特別補佐にアドバイスを求めに行ったエピソードに言及した。

「アリゾナキャンプの時になかなか思い通りにいかないことがあった。プレーでも精神的なところでも、一番経験している方にお話をうかがいたいと思った。実際にお話をさせていただいて、そこから気持ち的にも技術的にもより充実してシーズンに入れた。すごく感謝していますし、すごく勉強になりました」とイチローへの感謝を語った。

 大谷はメジャー1年目の今季、右ヒジ故障のため投手としては4勝2敗、防御率3・31と途中離脱したが、打者として打率2割8分5厘、22本塁打、61打点、10盗塁と活躍し、日本人選手では2001年のイチロー外野手(マリナーズ)以来、17年ぶり4人目の新人王に輝いた。