メジャーの今季の新人王が12日(日本時間13日)に発表され、ア・リーグはエンゼルスの大谷翔平投手(24)、ナ・リーグはブレーブスのロナルド・アクーニャ外野手(20)が受賞した。全米野球記者協会(BBWAA)会員による投票の結果、大谷は1位票を25票獲得し、48点差でヤンキースのミゲル・アンドゥハー内野手(23)を制した。打撃は3部門とも下回ったが、二刀流のインパクトが上回った。

 日本人選手では1995年の野茂英雄(ドジャース)、2000年の佐々木主浩(マリナーズ)、01年のイチロー(マリナーズ)に次いで17年ぶり4人目の快挙。発表直後のインタビューで大谷は「(イチロー選手は)子供のころからずっと見ていましたし、憧れの選手だった」と笑顔を見せた。
 
 投手と打者のどちらを選ぶかの質問には「高校を卒業した時、最初は投手と思っていたので、どちらかと言えば、そうなると思っていたが、打者も楽しく続けてきたので(選ぶのは)なかなか難しい」と答えた。

 メジャー1年目について「大事な時期にピッチャーを抜けてしまったので、そこだけが心残りかなと思っています」と振り返った。