日米野球に出場する大リーグ選抜・MLBオールスターチームが7日、東京ドームで練習を行った。大リーグ選抜のベースコーチを務める松井秀喜氏(44)もヤンキースのユニホーム姿で内野ノックを行うなど精力的に動き回った。

 松井氏は会見で「再びヤンキースのユニホームを着て、日本に来られたことは素晴らしい体験」とあいさつ。対戦する日本代表については「日本の野球をグラウンドで見るのが久しぶりなので、非常に楽しみにしています」と話した。

 また気になる選手を問われると巨人の臨時コーチをした際に指導した岡本和真内野手(22)の名前を挙げ「岡本くんが今年、素晴らしいシーズンを送っていた。この半年で何がどうなったのか、いい意味で楽しみにしています」と胸を躍らせた。

 ただ、気掛かりは自身が初めて務めるというベースコーチのこと。松井氏は「一塁ベースコーチをやったことがないので、非常に心配です。足を引っ張らないようにしっかりしていきたいなと思います」。それでも今回、コーチを引き受けたきっかけを自ら「私の昔のボスだったトーリ監督から連絡が来まして」と明かし「予定があって難しいなと思っていたんだけど、昔よくレストランでごちそうになっちゃったんで断れなくて」と報道陣の笑いを取るなど、終始リラックスムードだった。