【ニューヨーク発】ヤンキースは1日(日本時間2日)、全体練習を行わずオフとした。田中将大投手(29)もポストシーズンに備え、休養に充てたようだ。3日(同4日)にアスレチックスとのワイルドカード(WC)ゲームが行われるが、ブーン監督は先発投手を公表していない。地元メディアから「できるだけ発表を先延ばしにして、アスレチックスが対策を練るのを遅らせようとしているのか」と、陽動作戦を疑う声も上がっている。

 昨季は田中が終盤まで不振だったことから、好成績をマークしたセベリーノで決まりだった。しかし、今季は田中、セベリーノ、ハップと三者三様の働きを見せてきた。“本命・ハップ、対抗・セベリーノ”とするメディアがあるなか、田中の声もある。今季は対戦がないものの、アスレチックス戦の通算成績は3勝2敗、防御率2・53。セベリーノは1勝1敗、防御率5・23、ハップは4勝1敗、防御率3・47。田中が最も安定しているのだ。2日(同3日)には両軍監督と先発投手らが参加する会見が行われる。どこまで引っ張るのか。