日本時間15日ブルージェイズ戦先発の田中 捕手ロマインが明かす“勝負師の顔”

2018年09月13日 11時30分

田中(左)の投球術を高く評価しているロマイン(ロイター=USA TODAY Sports)

【ミネソタ州ミネアポリス12日(日本時間13日)発】ヤンキース・田中将大投手(29)は12日(同13日)、チーム本隊よりひと足早く球場に入りキャッチボールなどで調整。ナインが球場入りする午後3時過ぎには練習を終えると次回登板予定の14日(同15日)のブルージェイズ戦に備え、ニューヨークへ戻った。

 9月は2戦2勝、15回で失点はわずか1。ボールのキレ、制球力もさることながら、打者の反応を見て臨機応変に狙いを外す田中の投球術が冴えている。そのすごさを「マウンド上の田中はとても賢くて勝負師。田中と(サインの)やりとりをして、どの球を投げたらアウトにできるか、一緒に見つけ出すのは楽しい」と語ったのは、オースティン・ロマイン捕手(29)だ。今季5試合でバッテリーを組んでいる。

「田中は慎重だしインテリジェント。試合前にコーチとどう攻撃するかプランを立てるけど、プラン通りいかず変更することもある。試合中は打者を読み取らないといけない。早くから振ってくるか、狙って待ってくるか…。彼は打者をよく見ているし、自分のボールに対しての反応も分かっているから、打者をどう攻撃すればいいかをよく理解している」

 象徴的だったのが、8回無失点で抑えた7日(同8日)のマリナーズ戦。6回二死一、三塁で強打者・カノを内角低めのスライダーで空振り三振にしたシーンだ。2ストライクから、目線を切る高めの直球を投げカウント1―2。自身の前打席や前の打者への配球から、スプリットを予想していた中で投げたのが「バックフット」と呼ばれる内角スライダーだった。完全に裏をかいた、右腕としてはしてやったりの投球だった。

 ロマインも「田中は、僕が今までコンビ組んだ中でも好きな投手の一人だし、相手打者を読み取ることに関してはチーム屈指じゃないかと思う」とたたえた。次回登板でも圧巻の投球に期待したい。