田中が一発勝負のワイルドカードゲーム先発に急浮上

2018年09月10日 16時30分

WCで先発の声も出てきた田中(ロイター=USA TODAY Sports)

【ワシントン州シアトル9日(日本時間10日)発】ヤンキースの田中将大投手(29)は9日(同10日)、グラウンド上でポール間のランニングとキャッチボールと軽めの調整だった。ランニング中には、マリナーズとマイナー契約を結び現在リハビリ調整中の岩隈久志投手(37)と遭遇し旧交を温めた。その後、イチロー会長付特別補佐(44)がグラウンドに現れキャッチボールなど行ったが、田中との対面はなかった。

 8回無失点の投球で11勝目(5敗)を挙げた7日(同8日)のマリナーズ戦後から田中をめぐり地元メディアが騒がしくなってきた。一発勝負のワイルドカードゲーム(WC)の先発を、今季17勝(7敗)のエース・セベリーノから田中にすべきでは、の声が上がりはじめたのだ。

 負傷明けの7月10日(同11日)のオリオールズ戦以降、勝敗は4勝3敗だが、内容は素晴らしい。直近の5試合では8月27日(同28日)のホワイトソックス戦こそ味方の拙守に不運が重なり7回4失点を喫したが、それ以外の4試合は全てクオリティースタート(6回以上を投げ自責点3以下)で、被本塁打1。エースの投球を見せている。

 一方のセベリーノは14勝2敗、防御率2・31と圧倒的だった前半戦と対照的に、後半戦は3勝5敗、防御率6・95。前回登板のアスレチックス戦は6失点で3回持たずに降板。戦列復帰した正捕手サンチェスとの相性も不安視されている。トータルで見ればWCの先発はセベリーノだが、現在の状態と昨季のポストシーズンで圧巻の投球を披露した実績から田中ではないか、というわけだ。

 ブーン監督は田中の登板後、地元メディアの質問に「残り試合を見て決めたい」と発言。先発陣全員に可能性があるとしたが、田中とセベリーノの一騎打ちが濃厚。どうなるか。