右ヒジ手術どうする? 大谷11日に結論

2018年09月07日 12時00分

レンジャーズ戦の8回、右越えに18号2ランを放った大谷(ロイター=USA TODAY Sports)

【イリノイ州シカゴ6日(日本時間7日)発】右ヒジ靱帯に新たな損傷が見つかったエンゼルスの大谷翔平投手(24)は手術を受けるかどうか10日(同11日)にも決断する見込みだ。5日(同6日)の精密検査後、医師から投手復帰まで1年超(12~16か月)を要するとされる靱帯を再建するトミー・ジョン手術を勧められた。投手としての今季は終了だ。

 6月に離脱した際は、損傷の程度は3段階のうち中程度の「グレード2」。靱帯の一部損傷、部分損傷でPRP注射による治療で、約3か月でマウンドに上がった。今回は状態は不明だが、より深刻なのは間違いない。

 ソーシア監督は「すごく残念だ。それでも一歩一歩、前に進んでいかなくてはならない」と強調。7日(同8日)からの敵地ホワイトソックス3連戦ではDHとして起用する方針だ。電話会見したエプラーGMは手術を受けるかどうかは「本人の意思を尊重したい」と語り、チームが遠征からアナハイムに戻った10日に話し合うと明かした。

 手術については何も決まっていないが大谷は7日(同8日)に取材対応する予定だ。手術を受けた場合、投手での復帰は2020年シーズンになりそう。一方、野手の場合は復帰まで6~8か月が一般的で来季の開幕に間に合うかもしれない。ただ、DHでの出場と並行して投手のリハビリを進める例がない。かなり難しいのではないか。

 その大谷は敵地レンジャーズ戦に「3番・DH」でフル出場し、4打数4安打3打点、1盗塁4得点と活躍した。3回に投手強襲安打。5回は2番手の右腕ビベンズダークスの初球、内角高めの90・3マイル(約145キロ)のフォーシームを高々と打ち上げて右翼席に運んだ。17号ソロ。日本人選手のメジャー1年目の本塁打数で2003年の松井秀喜(ヤンキース)を超え、単独2位だ。

 7回は中前打を放つとすぐさま二盗を決めた。そして8回一死一塁だ。4番手の右腕バトラーが真ん中に投じた88・4マイル(約143キロ)のチェンジアップをすくい上げると夜空に吸い込まれたかのように高く上がった打球は右翼席最前列に着弾する18号2ラン。06年の城島健司(マリナーズ)に並び1位タイとした。

 チームに流れた重い空気を払拭するかのように大暴れした大谷。決断を全米が注目している。