田中の次戦10勝目を確信するヤ軍投手コーチ「スプリットが良化」

2018年08月31日 11時39分

8月は白星なしの田中(ロイター=USA TODAY Sports)

【ニューヨーク30日(日本時間31日)発】ヤンキースの田中将大投手(29)が、1日(同2日)の本拠地でのタイガース戦に向けブルペンに入り、21球を投じた。50メートルほどの遠投を取り入れたこともあり投球数は少なめだが、ロスチャイルド投手コーチに左右の打席に立ってもらい全球種を試し、さらにセットポジションも交えた。

 8月は5試合に登板するも白星なし。しかし、田中は宝刀スプリットに手応えを感じている。昨年は縦の変化にシャープさを欠いたことで見極められ、捉えられるケースが多かった。しかし、今季は7月10日(同11日)以降は制球の利いた落差の大きいスプリットが投げられている。

 一体どこが良化したのか。ロスチャイルド投手コーチは「腕のスピードが体の動きについてきている」と語るとこう続けた。「メカニックで言うならば、腕が追いついてないと、どうしてもボールの角度がフラットになってしまう。いいタイミングで、前でリリースできることによって角度もつくし、しっかりブレーキがかかりながら落ちていく」。体の回転に腕がついていかず、腕の振りが遠回りするケースが激減したことを指摘した。

 フォームの矯正だけではない。ロスチャイルド・コーチは「全体的に体が強くなってきているところも、要因の一つに考えられる」と、負傷離脱中のトレーニングが、理想的なフォームを体現する肉体をつくり上げたのではと分析した。

 前回登板のホワイトソックス戦は7回4失点で5敗目を喫したが、ロスチャイルド・コーチは「かなりいいスプリットだった。あの状態を次に出せるようであれば、相手をキッチリと抑えられる」と評価し、6試合ぶりの白星ゲットを確信する。キレ味を増した宝刀が10勝目を手にするカギとなりそうだ。